セルフコーチング

正社員ワーママに疲れたら|限界を感じる前に 今すぐできるタイプ別リカバリー術

こんにちは。私は16年会社員として働き、そのうち9年をワーママとして過ごしました。

そんな経験から語らせてもらうと、ワーママの正社員って想像以上に大変。
続けているみんなは本当に頑張ってる!本当にすごい!って思います。

毎日時間を気にしながら『仕事の責任』と『家事・育児』との板挟み。
もうどうしたらいいの!?限界!って感じたことも一度や二度じゃないはず。

だからと言って、毎月の家計のことを考えたら、今の正社員のポジションはそう簡単に捨てられるものじゃありませんよね。

そこで今回は、疲れ切ったワーママが正社員として働き続けるために、
”お疲れ度チェック”でレベル別の対策をご紹介します。

実は私は、完全ワンオペで仕事量のコントロールが難しい海外営業職で働いていたため、『このまま仕事を続けるのは無理!』と3人目の子どもを出産した後に退職してしまいました。
でも今思えば、もっと早いうちから自分の身体や人生を考えて行動していればよかったなと思います。

疲れを放置してしまうと、良いことは何もありません。

疲れたな…と感じた今この瞬間に、何か一つでも自分に合った対策をとって欲しい。まずは、自分がどうして疲れているのか、知るところからスタートです!

 

正社員ワーママの実態

2024年の厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、18歳未満の子どもがいる世帯で働く母親の割合は77.8%で、その中の「正社員」は32.4%、「非正規社員」は35.5%、「その他」が9.9%という結果でした。

働く母親の割合も調査開始の2004年以降で最も高くなっていて、正社員の割合も同様に過去最高です。

児童のいる世帯における母の仕事の状況の年次推移

2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況

また、求人サイト「Indeed (インディード)」が行った2024年に実施した調査※では、正社員ワーママは、

92.2%が「仕事と子育ての両立に何かしらの困難」を抱えていて、

生活面では、「家事・育児」の74%以上を自分が担っているということです。

つまり、世の中の母親の3人に1人は正社員になっている。
にもかかわらず、依然として家事育児の負担は母親に偏っているという結果です。

「女性の仕事と子育ての両立に関する調査」調査概要

この辺り、周知の事実だったかもしれませんが、正社員ワーママのみなさんが『疲れた…』となるのは当たり前だよ!と言うことを改めてお伝えしたかったです。

ただ、そんな大変な状況ですが、正社員という立場で働けることにはメリットも多く、簡単には諦めたくはないですよね!

だからこそ、限界を迎えてしまう前のこまめなセルフケアが大切です

「お疲れ度チェック」をしてみましょう

実は忙しいワーママが陥りやすい疲れには大きく3つのタイプがあるんです。それが、「身体的疲労」「精神的疲労」「将来への漠然とした不安からくる疲労」です。

早速自分の疲労がどのタイプの疲労なのかチェックリストを使って診断してみましょう!

【お疲れ度チェック】あなたの疲れはどのタイプ?

身体的疲労タイプ

□ 朝起きた瞬間から体が重い
□ 休日に寝ても疲れが取れない
□ 通勤電車で座るとすぐ寝落ちする
□ 体のあちこち(肩こり・腰痛・頭痛)がつらい
□ とにかく「横になりたい」と思う時間が増えた

精神的疲労タイプ

□ 仕事や家事をしていても気持ちが上がらない
□ ミスや小さなトラブルで異常に落ち込む
□ 家族や同僚にイライラしやすくなった
□ 何をしても楽しく感じられない
□ ふとした時に涙が出そうになることがある

将来への不安タイプ

□ このまま今の働き方を続けていいのか不安になる
□ キャリアやお金のことを考えると焦る
□ 周りのママ友や同僚と自分を比べて落ち込む
□ 「ずっとこの生活が続くのかな」と思うと気が重くなる
□ なんとなくモヤモヤして眠れない日がある

それぞれの項目で2個以上あてはまったら、そのタイプの疲労がたまっているサインです。
一番チェックが多かったタイプに、まずは注目して対策してみましょう!

これから、時間のないワーママでも実践しやすい対策例を、3つの「疲れタイプ別」にご紹介しますね!

身体的疲労タイプへの対策

身体的疲労タイプの特徴は、睡眠不足・立ちっぱなしの仕事・長時間の移動・膨大な家事育児など、毎日の肉体的な消耗からくるタイプ。物理的に寝不足・座れない・休めないワーママが陥りがちな疲労No.1でしょう。

ただ、ここが溜まってしまうと体調不良になったり、精神的疲労にもつながるので、この段階でケアしておくことが大事です。

対策例を解説付きでご紹介します。

1. 睡眠の質を高める工夫をする

  • 就寝前のスマホ使用を控える
  • 寝室の照明を落とし、リラックスできる環境を整える
  • 寝る前に軽いストレッチや深呼吸を取り入れる、etc.

忙しくてなかなか睡眠が確保できなかったり、授乳期間中だったりするとそもそも難しいと思います。

ただ、短い時間でも質を重視することがポイントです!

私自身は、蒸気でホットアイマスクを利用しています。アロマの香りも心地よくて、無くなるのが怖くて買い溜めしているほど!

2. 家事の効率化を図る

  • 食材の宅配サービスを活用する
  • 食器洗い乾燥機やロボット掃除機などの家電を活用する
  • 家族で家事を分担し、負担を軽減する

とにかく家事は時短を目指しましょう!ただ、すでに実践されていることも多いかもしれませんね。

上記にない対策として、私自身は、

  • やらない家事を決める
    (洗濯物は畳まない。カゴに分けるだけ。バスタオルは吊るすだけ、等)
  • 1つの動作で2のタスクを終わらせる
    (洗濯物を干しに行くついでに子どもが脱ぎっぱなしにしたものを持っていく、等)
  • 家事は子どもと一緒に週末にまとめてする

などを取り入れています。

3. 栄養を取り入れる

  • なるべく季節の野菜を使った手料理を
  • 身体の不調に合ったサプリメントを取り入れる
  • ソフトドリンクやジャンクフードはなるべく口にしない

小さいお子さんがいるママは、子どもの成長のことも考えて食事にも気を遣っている方も多いはず。でも、ママ自身ももっともっと栄養を取り入れることを意識しましょう!

身体に栄養が足りなければ頑張れないのは当たり前。忙しいからと言って手抜き料理ばかりになってしまうと踏ん張りも効きません。

でも、「どうしても疲れて1品料理や買ってきたお惣菜ばかりになってしまう」、「今も頑張ってやっているけど、それでも疲れが抜けない」…そんな場合には、サプリメントを取り入れるのがおすすめです。

どれを取り入れたら良いかわからない場合は、マルチビタミン系から始めるのがベストです。私自身はこちらのサプリを愛飲していますよ。

精神的疲労タイプへの対策

身体的疲労タイプの特徴は、人間関係・職場や育児のストレスなど、心がすり減ることによる疲れです。時間に追われるプレッシャーだったり、子どもへイライラしてしまう自分に自己嫌悪…というのもこのタイプ。

身体は元気なのに、ふとしたときになぜか涙がこぼれてきてしまう。
なんかもう限界かも…そんな気持ちを放っておくと、うつ病などにも繋がってしまいます

そんなあなたが簡単に取り組めるおすすめの対策はこの3つです。

1. 自分の気持ちを言葉にする

  • 日記やメモに感じたことを書き出す
  • 信頼できる友人や家族に話を聞いてもらう

自分の気持ちって、意外に自分自身ではわからないものです。書き出すことで、思考の整理ができ気づきが得られる場合が多いです。

ただ、日記やメモに書くが手間だな、夫も忙しくてなかなか時間が取れないなと感じる方は、子どもと一緒に今日どんなことがあったか、どんな嬉しいこと、いいことがあったかをお互いに話すことがおすすめ。
親子のコミュニケーションの時間に、自分の心にも自然と目を向けることができます。

2. 共感できる人の話を聞く/読む

  • 同じ立場のワーママブログを読む
  • SNSで「#ワーママ疲れた」で共感探し

今こうやってブログを読んでいただくことも、実は、精神疲労の回復に役立っているんです。自分は一人じゃないんだ、自分よりも辛い状況の人がいる、みんな頑張って乗り越えているんだ、と感じられるだけでも心の不安は和らぎます。

私自身は不妊治療をしていたことがあり、その際は同じような経験をした方のブログを読み漁っていました。解決策を探すというより、そうすることで先の見えない不安を解消し心を落ち着かせるためだったんだな、と今思い返すと感じます。

3. 小さな成功体験を積み重ねる

  • 1日の終わりに「今日できたこと」を3つ書き出す
  • 小さなことでも自分を褒める習慣をつける

今日の出来事を振り返る時に、自分が『できたこと』にフォーカスを当てるのも自己肯定感を高める良い方法です。できたこと以外でも「良かったこと」「嬉しかったこと」「楽しかったこと」などポジティブなことを書き出すワークの効果は科学的にも立証されています。

ポジティブ心理学の創始者であるセリグマン教授は一週間、毎日寝る前に今日の良かったこと(良かった、うれしかった、幸せだと感じたことなど)を3つ記録するだけで、その後6ヶ月もの間幸福度のアップと抑うつ度の低下という結果を発表しました。
また、「物事に対して積極的、前向きになる」、「睡眠の質が良くなる」といった効果も期待できます。

実はこの、”良かったこと3つを書き出す”ワークは世界的にも有名で、携帯でサクッと寝る前に取り組めるようなアプリも出ています。

ぜひダウンロードして今日からやってみてください!

将来不安からくる疲労への対策

このタイプは、「疲労」よりも「モヤモヤ」と言った方がピンとくるかもしれません。

今は目の前の仕事や育児だけで手一杯だけど、「この先どうなるんだろう…」「ずっとこの生活なのかな」という未来へ漠然とした不安がいつも頭の片隅に付き纏っている。そんな感じです。

実は、先ほど引用した「Indeed (インディード)」が行った2024年に実施した調査でも、正社員ワーママの3人に2人(66.5%)が「将来的なキャリアプランの見通しが持てない」と感じている、という結果が出ていて、多くの方に関係のあるポイントです。

精神的疲労まではいかないけれど、ここを放置すると燃え尽きて、ある日突然限界を迎えてしまうことにもなります。

では、どうすればこのモヤモヤが消えるのでしょうか。
キャリアに関するモヤモヤに絞って対策法をご紹介します。

1. 不安を具体的に書き出す

  • 今何にモヤモヤしている?
  • 将来の何が不安?
  • どうしたら解決できそう?

日々の忙しさで立ち止まって考えることができないので、なんとなく頭の片隅にあるけど、いつも頭の中でぐるぐる考えて結論が出なくてそのまま放置にしている…そんなパターンよくあります。

でも頭の中で考えているだけだと、いつまで経っても解決の行動に結びつきづらいです。

明日の朝通勤電車に乗っている30分間はこのことを考えてみよう!など、時間を決めて、不安に感じることをありのまま書き出してみましょう。

2. 今行動できることをリストアップする

例)「毎日マンネリでつまらない」という悩みに関しての対策例。

  • 「転職するかどうか」→ 今は保留
  • 「副業の情報を集める」→ 今できる
  • 「社内異動制度が使えないか確認する」→ 今できる

上述のワークで大小様々出てくると思うのですが、その中で自分が最も引っ掛かっている部分にフォーカスを当てて、その悩みの解決に何ができるかを考え、今できることに集中して取り組むのがおすすめです。

例では、「毎日マンネリでつまらない」というお悩みの場合で考えてみました。

今できることが明確になれば、行動に移しやすいですね。

3. 理想の暮らし・人生をイメージする

  • 人生の優先順位を自分の言葉で書く
    例)「家族の健康が最優先」「キャリアアップは子どもが小学生になってからでもいい」、など
  • 5年後・10年後・15年後の理想の生活をイメージしてみる
    例)19時までには夕食を食べたい・習い事もいくつかさせたい
    仕事は続けていたいけど、今の職場にこだわらない、など
  • 今のままの生活を続けた時の、最悪のパターンを想像してみる

1、2のワークでモヤモヤが消えそうであればここまでしなくてOK。
でも、まだ何か漠然とした不安がある…という方にはもっと先まで見据えて今どうすべきかを考えてみて欲しいです。

ここでも書き出すことがポイントです。

ただ、3つ目の「今のままの生活を続けた時の、最悪のパターンを想像してみる」だけは、想像しただけで終わりにしないで、上記2のワークに戻って「そうならないために今何ができるか?」をセットで考えてみてくださいね。

自分の目指す理想が明確になっていればいるほど、また今の現状から絶対に抜け出したいという思いが強ければ強いほど、人は描いた未来に向かってエネルギーを自ら灯して突き進むことができます。

まとめ

貴重な時間を割いて最後までお読みいただきありがとうございました。

毎日ほっとする間もなく動き続けているあなたは本当に頑張ってます。疲れて当然。
でも、ただ漠然と「疲れた…」と口にしている背景には、

  • いろいろな要因が潜んでいること、また
  • 小さなことからでも対策が可能であること

に気づいてもらえたらと思って今回の記事を書きました。

タイプ別で例示した対策については、ぜひ「できることから始める」を意識して、無理なく取り入れてみてください。

ただ、もしもう何もする気力がない…もう限界が来てる…
という方は今とは違った働き方を探す時期に来ているのかもしれません。

本サイトでは、Webスキルゼロの私が在宅フリーランスとして働くリアルを発信しています。もしよければ他の記事も覗いてみてください!

今日もあなたは、ちゃんと頑張っています。
無理せず、ゆっくり進んでいきましょうね。
(ちた)

 

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ちた
都落ちした3児ママの『ちた』です! このブログでは、アラフォー3児ママがスキルゼロから 在宅ワークで月収100万円に挑戦するリアルを発信中!